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東京六大学野球 東京大学野球部

籔マネージャー

東大野球部

東大野球部の伝統

春と秋の週末の朝、文京区向丘に男だけの歌声が響きます。
東京大学野球部では、リーグ戦の第1試合の日には部の合宿所・一誠寮を出る前に、寮生の選手全員で東京大学の応援歌『ただひとつ』を歌っているのです。今回はこの「儀式」とも言えるリーグ戦での習慣についてご紹介します。

このただひとつという歌は、東大が2位になった昭和21年春のシーズンがきっかけで昭和22年に応援歌として作られ、それ以来約60年間にわたり東京大学の歌として親しまれています。さて、この『ただひとつ』、東京大学野球部では人は変われどもリーグ戦の度にずっと歌い継がれてきました。また、楽器やCD等による伴奏がないため、写真のように「指揮者」が自身の声で伴奏も行うのも特徴のひとつです。
『ただひとつ』はその曲名の通り、東大が唯一無二の大学であることを歌った曲です。東大の、そして東大野球部の伝統、誇りを自らの歌で自らに刻み、選手たちは神宮球場で躍動します。

今年の東大野球部はこんなチーム

東大は2010年秋以来、勝利から遠ざかっています。そして現在の部員はすべて2011年以降に入部したもののみ。つまり、今のチームにはリーグ戦で勝利を経験した部員が一人もいません。リーグ戦での連敗は2つの引き分けを挟んで66まで伸びています。そうした状況で、今年のチームはスローガンを『勝』としました。勝つことを誰も知らない中で勝利を目指すということは並大抵のことではありません。しかし、だからこそ徹底的に勝利に貪欲になろう、という意図がこのスローガンには込められているのです。

今年のチームはリーグ戦経験の浅いメンバーが多い例年と異なり、下級生の頃からリーグ戦に出場している部員が多く、戦力は充実していると言え、他の5大学の背中は確実に捉えています。4年生を中心に全部員が一丸となってチームを4年ぶりの勝利、そして最下位からの脱出へと導いてくれると信じています。